摂食障害 自殺未遂 過食嘔吐

摂食障害になったきっかけ

みなさん、こんにちは。摂食障害経験者の、keiです。 これから、摂食障害(過食嘔吐)の経験や、克服していった過程、その後の食生活や、 痩せ願望にどう向き合っているか、など、摂食障害で悩み、苦しんでいる皆さまにお伝えできれば、と思って書いていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。 

今日は、今までの経験を簡単に、書きたいと思います。 私が、摂食障害になったのは、今から25年以上前でした。 きっかけは、就職活動だったと思います。当時は、いわゆる「バブル」崩壊後で、今ほど ではないかも、ですが、就職が厳しさを増している時期でした。 そんなときに、ニュースか何かで、「アメリカでは、肥満者は、自己管理ができない、という 理由で、昇進に支障がある」みたいなことを、耳にしました。 それが、私の中で、何か、心に響いてしまったのだと思います。 「太っていたら、仕事に支障がある。太っていたら、自己管理ができない、とみなされる」 そんな考えが、だんだん頭のなかを支配するように、なっていきました。 当時、私は、身長164㎝で、52、3kgだったと思います。決して太ってはいないと 思いますが、いつの間にか、「痩せなければ・・・」と思うようになっていきました。

始めは、少しずつ食べる量を減らす、くらいのことだったと思います。それが、だんだん減らし方がエスカレートし、やがて体重も減るようになっていきました。 すると、「自己管理が出来てる!」感がでてきて、ますますエスカレートしていきました。

しかし、そんなことを毎日続けていると、身体が持たなくなってきました。つまり栄養不足状態、ですかね。いつの頃からか、お酒を飲むと、大量に食べたくなり、そして酔った勢い、ではないですが、大量に食べて、吐くまで飲んで、吐く。ということをするようになりました。

まあ、ここまでくると病気、摂食障害ですよね。しかし、当時の私は、病気という認識は全くなく、「食べたいだけ食べてるのに、痩せられる」という、画期的な方法を思いついた!くらいにしか思っていませんでした。

毎日が、うまくいっている、って、思えてるうちはいいのですが、だんだん、「何やってるんだろう・・・」「こんな事、やってていい訳がない」「こんな事してるのは、世界中で自分だけ」「何でやめられないんだろう」など、いろいろと悩み、そして苦しくなっていきました。

画期的だった方法が、辛く、苦しいだけ、と感じ始めると、もう、どうやったらやめられるのか、ということしか考えられなくなりました。だけど、思考の行きつく先は、いつも同じで、「自分の意志でやめるしかない」ということでした。なぜなら、過食も、嘔吐も、誰からも強制されているわけではなく、ましてや、脅されて仕方なくやっているわけでもないからです。要するに、やるのも自分だけど、やめるのも自分。他にはなにもない、って思うようになっていきました。

「自己管理が出来てる!」はずだったのに、全く自分をコントロールできない・・・そんな、悶々とした日々を過ごしているうちに、あることに気付きました。それは、寝ているときは、過食をしない、ということ。当たり前のことだけど、要するに、意識がなければ過食しない、という結論に達しました。しかし、24時間寝続けるわけにもいかず、どうしたらいいのか・・・私の出した答えは、意識の消滅=死、でした。

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