みなさん、こんにちは。前回の続きを書きたいと思います。
自分の意識をなくす・・・要するに、思考回路の停止⇒脳の働きの停止⇒死=自殺。行き着く先は、これしかない、と考えたのです。
こうなると、次は、いつ、どこで、どうやって。とは言っても、実行に移す勇気は、なかなか持てませんでした。
ある日、いつものように、夜中に過食しました。そして、いつもはその後、必ず吐くのですが、疲れていたのかもしれません。その日はなぜか、吐かずに寝てしまいました。翌朝、起きて、「ダメだ、太ってしまう、もう終わりだ・・・」と思いました。
いつ・・・今日。ならば、最期に、食べたい物を、食べたいだけ、吐かずに食べたい。ケーキ、かつ丼、牛丼・・・。近所の不二家や、そば屋、吉野家かどこかで、食べました。家に帰ると、「ああ、もう、吐かなくていいんだ」という思いと、「もう、終わりだ」という思いが湧いてきた、と記憶しています。そして、そこら辺にあった、メモ用紙か何かに、簡単な遺書、のようなものを書きました。死ぬ間際には、今までの人生が走馬灯のように駆け巡る、みたいなことを聞いたことがありますが、そんな瞬間はなかったように思います。ただ、泣けてきた、と記憶しています。
そして、泣きながら、包丁で手首を切ろうとしましたが、最期の勇気が出ませんでした。なぜか、カミソリだったら出来る気がして、包丁からカミソリに持ち替えました。もう、後は、自然に意識が遠のいて、死んでいくんだろう・・・噴水のごとく噴き出す血を見ながら、そんなことを思っていました。