みなさん、こんばんは。今日は、今になって考えると、摂食障害克服のターニングポイントだったのではないか、と感じていることを書きたいと思います。
『本気で克服したい』と思うこと
摂食障害、辛いですよね。
私も、毎日続く過食嘔吐、やめたいのに、やめられない自分・・・「もう、本当は、食べたくない」のに、食べてしまう。そして、それは、吐くために食べる。結果、吐く。何もかも。
やめたい、やめたい・・・って、ずぅっと思っていました。それは、嘘でもなんでもない、本心だったと思います。
でも、でも、でも、本気で手放す勇気を持てた瞬間、克服に向けて、一歩踏み出せたのではないかと思っています。
そして、おそらくその日は、食べても吐かずに寝ることができました。
人それぞれの、適切な時期
私の場合は、仕事を続けながら、同時に毎晩過食嘔吐を続けることが、できなくなりました。
全てが限界、と感じて、当時お世話になっていた、カウンセラーの先生に、最後の力を振り絞って、電話しました。
kei「〇〇さん(先生)、もう・・・疲れたよ」
先生「そう・・・今、何が一番したい?」
kei「食べたいだけ食べて、寝たいだけ寝たい」
先生「そっかぁ・・・じゃあ、そうしようよ」
kei「うん、そうする・・・」
そして、会社を辞め、実家に引きこもり状態で、買い物と、過食嘔吐と、寝ることを、毎日毎日繰り返していました。
つまり、やりたかったことを、やったのです。
食べたい物を、食べたいときに、食べたいだけ食べ(もちろん、吐きましたが)、
寝たいときに、寝たいだけ寝ました。
そして、おそらく、食べることにも、寝ることにも、だんだん飽きてきたんだと思います。
もちろん、それだけではなく、そのほかのいろいろな出来事の関係しているとは思いますが・・・
私にとっては、克服に向かう時期に、差し掛かっていたんだと、思います。そして、その時期を、うまく掴んで、乗っかってほしいなぁ・・・と思います。
時間をかけて
「摂食障害って、いつ治るんですか」
「あとどれくらいで、治るんですか」
私も、カウンセラーの先生に、何度となく聞いていたと思います。
そして、みなさんも、気になるところだと思います。
でも、こればっかりは、わかりません。ただ、一つ言えるとすれば、それは、
克服するまでには、苦しんだ期間と、同じくらいはかかるかもしれない、というこです。
とにかく、これは、今日、この記事を読んだから、明日治る!
というものではない、ということです。
もちろん、私のように、割と短期間で良くなる場合も、あると思います(およそ、5年くらい)。
しかし、摂食障害は、ただ単に『痩せたいのに、食べちゃって、どうしよう・・・』という、単純な問題ではなく、その背景に、さまざまな問題を抱えている場合がほとんどなので、その問題に、じっくりと、逃げることなく、正面から向き合う、ということが必要になってきます。
ですから、ある程度の時間をかける必要がある、ということです。
自分自身を見つめ直し、自分自身と向き合い、これからの人生をどうとらえていくか、ということを、時間をかけて考える、そういう機会だと思っていただいたほうが、良いかと思います。